Proxmox 無償版のリポジトリ設定

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Proxmox Virtual Environment(PVE)は、Debian GNU/Linux をベースとしたオープンソースの仮想化プラットフォームです。KVM(仮想マシン)とLXC(コンテナ)の2種類の仮想化技術を統合していて、Webブラウザベースの管理画面から直感的に操作できます。
商用・個人を問わず、誰でも無料でダウンロードし、すべての機能を使用できます。有料版と無償版で、ソフトウェアとしての機能自体に差はありません。 VMware のように「無償版だから vMotion が使えない」といった制限がありませんので、お勧めの仮想化プラットフォームです。

なお、有料版(Subscription)を購入した場合のサポートは、開発元である Proxmox Server Solutions GmbH(オーストリア)から直接受けられます。

今回はインストール直後のコマンドラインでのリポジトリ設定手順についてです。無償版の Proxmox で必要となる最小限のリポジトリは以下のとおりです。

http://deb.debian.org/debian bookworm
Debian の標準的なプログラム(ls, cp, ssh など)のベースパッケージ。
http://deb.debian.org/debian bookworm-updates
セキュリティ以外で、安定性を高めるための重要な修正パッケージ。
http://deb.debian.org/debian bookworm-security
OS の脆弱性を修正するための最優先アップデートパッケージ。
http://download.proxmox.com/debian/pve bookworm
Proxmox の管理画面、専用カーネル、QEMU(仮想化)などのコアパッケージ。

以下、コマンドラインの手順となります。

1.シェルにログインする

全ての操作をコマンドラインで実行するため、Proxmox の管理画面からシェルにログインします。”データセンター” → “ve” → “シェル” をクリックし、debian のシェルプロンプトを表示します。

2.特定パッケージのリポジトリファイルを削除

インストール直後は、有料版リポジトリと分散ストレージ機能の Ceph リポジトリの定義ファイルが “/etc/apt/sources.list.d/” 以下に存在します。ファイルを全て削除します。

rm -rf /etc/apt/sources.list.d/*

3.既存リポジトリ情報を削除

パッケージ配布元のリポジトリ定義を記載してある “sources.list” ファイルを一旦空にします。

truncate -s 0 /etc/apt/sources.list

4.新たなリポジトリ定義を追記

Debian 公式の 3 種(Base/Updates/Security)に、Proxmox 無償版を加えます。

cat <<EOF > /etc/apt/sources.list
deb http://deb.debian.org/debian bookworm main contrib
deb http://deb.debian.org/debian bookworm-updates main contrib
deb http://security.debian.org/debian-security bookworm-security main contrib
deb http://download.proxmox.com/debian/pve bookworm pve-no-subscription
EOF

5.パッケージの手動更新

パッケージカタログの更新と、Proxmox を含むパッケージの更新を実行します。

apt update
apt dist-upgrade -y

6.確認

問題なくリポジトリの登録とパッケージの更新が完了したら、管理画面の表示も確認します。

“pve-no-subscription” のビックリマークは、無償版のリポジトリを参照していることを警告しているだけなので無視してかまいません。

以上で無償版のパッケージ更新に関する設定は完了です。

makorin
  • makorin
  • AI を使用して情報を得ることが普通の時代になりました。その AI もウェブ上に公開されている情報を元にして動作しています。その情報の一つになればいいなという、極々ささやかな思いで気ままに更新しています。

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