テレビ会議あるある

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「共有資料、よく見えないよ!」

WQHDや4Kなどの高解像度なデスクトップで仕事している人が、テレビ会議でエクセル資料などを共有した時、解像度の低いノートPCなどで接続している人から、小さ過ぎて見えないと指摘されることがあります。
高解像度のデスクトップな人は、資料共有時に可能な限り資料を拡大することを忘れないようにしましょう。
※そもそも相手が老眼により見えないかもしれません。でもそれでも拡大してあげましょう。

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「キーボードの音が煩いんだけど・・」

PC内蔵のマイクや、マイク感度の高い耳掛け型イヤホンマイクを使っている人のキーボードを叩く音がガンガン入ってくることがあります。誰かが注意できればいいんですけど、上役だったりお客様だったりするとなかなか言いにくいですよね。

テレビ会議では可能な限り、口元での集音を前提としたインラインマイク型ヘッドセットマイク型を使用しましょう。また、ノイズキャンセリング機能はテレビ会議システムとの相性が悪い場合、逆に音声が途切れたり聞き取りにくくなることがあるのでお勧めできません。

ヘッドセットはイヤーパッドが小型の(つまり安価な)タイプだと、長時間の会議でも耳が痛くなりにくいため、有線無線問わずお勧めです。

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「え?なんだって?同時に話さないで!」

今どきのビジネスシーンにおけるテレビ会議サービスと言えば、Cisco Webex MeetingsZoom Video CommunicationsMicrosoft Teams などが有名です。
いずれを使用しても会議室でのface to faceでの集合会議と決定的に違い、音声については結局のところトランシーバ通話と変わりません。しっかり発言している人の音声だけが聞こえ、被って発言している人の音声はよく聞こえません。よって、発言者の会話終了を見計らっての発言が必要です。
テレビ会議における発言はタイミングが重要ですし、発言者についても終話していることを伝わりやすい締めにすることを意識する必要があります。

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「こんにちわ!こんにちわ!こんにちわ!こん・・・」

エコー(やまびこ)です。「キーン」という高周波な音が響くハウリングエコーとちょっと違います。

PCでテレビ会議ソフトウェアを使用していて、何らかの事情で2台目の別PCから同じ会議スペースへ同じ場所から接続したり、PCで会議スペースに接続していて、これまた何らかの事情で電話で会議スペースに接続したりすると発生することがあります。その際、1台目のPCスピーカから出た音を、別の2台目のPC(または電話機)のマイクが拾い、再び1台目のPCスピーカから出てしまうと、音声が減衰するまでの間、会議出席者にはやまびこみたいに音声が流れてしまいます。

防止策として、2台目のPCや電話機を接続する前に、1台目のPCの音声接続を無効またはOFFにしましょう。その後に必要な側の音声接続だけを有効またはONにしましょう。

また、テレビ会議サービスやソフトウェアによっては、マイクの音量を0にしても仕様上は音声を拾うことがあるので、テレビ会議ソフトウェアと物理マイクやスピーカとの接続を全断可能な音声接続の無効/OFF機能を使用すると確実です。

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「あれ?カメラ映像消えたよ?」

ネットワーク帯域が十分ではなくなった時に、テレビ会議サービスやソフトウェアの判断で映像をOFFにして、音声だけにすることがあります。技術仕様上、どうしても無線は有線より安定した通信帯域を確保しにくいため、可能な限りPCは有線接続をお勧めします。

なお、最初から映像をOFFにして音声だけの人もいますが、小さい顔が映っている画面であっても、どのような反応をしているのか確認するために発言者が映像を見ていることがあります。日本の企業では、言葉や資料だけでコミュニケーションを図ることにまだまだ慣れがありませんので、顔映像はできるだけ映すようにしましょう。
もし、自宅内を映したくないということであれば、背景を変更したり、ぼかしたりする機能が標準実装されていますのでこの機能を活用します。

※Zoomには上司の(特定の人の)映像枠を大きくできる機能が、日本企業からの要望で実装されるなど、日本では顔映像が重要視されていることが伺えます。

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「ホワイトボード機能の反応遅いし書きにくいなあ・・」

コロナ渦以前のテレビ会議では、プレゼンターやリーダーが、テレビ会議端末がある物理的な会議室を陣取って、一部の人がリモート接続となるようなテレビ会議を開催することが多かったと思います。
その場合、会議室にあるホワイトボードなどにアイデアを書いて、カメラを操作して共有画面に大きく映したり、テレビ会議システム付属のデジタルホワイトボードを使用すれば、書いたものがリモート接続している端末に表示されるまでのタイムラグは少なかったことでしょう。

現在のフルリモートなテレビ会議でホワイトボードを使用したい場合、テレビ会議サービスやソフトウェアに付属しているホワイトボード機能を使用することになりますが、PCだったりすると、マウスなどで入力することはなかなか操作性に難があります。

そこで、iPadなどのタブレットPCとタッチペンを使用して、タブレットPC上でテレビ会議ソフトウェアを起動し、タブレットPC上のイラストレーターソフトなどの画面を共有したうえで書き込みすれば、操作性が良く反応も早く、ストレスなく従来のホワイドボード相当での情報伝達ができます。
予算に余裕があればお勧めしたいところです。

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如何でしたでしょうか?

対策に際してお勧め商品を以下ご紹介しておきます。私は安価で効果適切な機材を使用して最初のテレビ会議環境は準備すべきと考えています。理由は最初から高価な機材(ヘッドセットなど)を購入して、使い勝手が悪かったりしても気軽に乗り換えができないからです。
自分にとってベストなテレビ会議環境は、それなりの試行錯誤が必要なので、コツコツと整備を行いましょう!

■ヘッドセットマイク

■iPadとタッチペン

(ペンは非純正でスタートしてもよいと思います。純正のペンシルは高価ですので使用しなくなった時にもったいないですよね。)

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