在りし日の新井稲荷神社

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境内の紅葉
(c) 2021 makorin.

新井稲荷神社(横浜市保土ケ谷区新井町620)は江戸期に新田開発した際に創建されたとのことです。新井町住民から長らく愛されてきました。祭神は倉稲魂命(※)です。神社としての神事以外では、例年8月の夏祭りと年末詣や初詣では多くの地域住民が集まります。

2020/11/24 未明に火災が発生し本殿は全焼。まさに灰燼に帰すという憂き目に遭ったとはいえ、地域の心の拠り所であり、いつの日かの「復興」が必要です。そのために・・・まず失われたものを広く知っていただくために公開しました。

※『古事記』では宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、『日本書紀』では倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と表記される

なお、画像については全て私にて撮影したものですが、一部の画像では第三者が映り込みしているため、顔にモザイク処理をしました。

長い石段を上った先に本殿があります
(c) 2021 makorin.
紅葉に映える本殿
(c) 2021 makorin.
満開の桜とともに・・・
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境内は例年夏祭り会場となり、消防団が作る櫓で盆踊りが披露されます
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夏祭りの本殿前は子供達の声で賑わいます
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盆提灯が映えます
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大晦日は年末詣と初詣で賑わいます
参拝のための家族連れの列が長い石段にできます
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大晦日は元旦の朝方まで火を焚いて暖をとれるようにしています
参拝者には神社から(自治会から)お神酒も振舞われます
(c) 2021 makorin.


2020年11月24日未明、本殿に火災が発生し、懸命の消火活動に関わらず、本殿と隣の櫓部材が格納されていた物置が全焼しました。出火原因は不明です。

鎮火後の本殿
(c) 2021 makorin.
火災は何もかもを奪っていきました
(c) 2021 makorin.

悲しいですが現実は受け入れざるを得ず、今後、神社再建に向けて少しづつでも検討と協議が進むことを切に願っています。

2024/4/7 追記

焼失から3年の月日を経て再建が開始しました。6月に竣工・御霊入れ式の予定です。夏祭りについても再開予定で準備が進んでいます。
参考:全焼の稲荷神社 再建へ(タウンニュースウェブ版)

1件のコメント

  • 神奈川県内で地域新聞を発行しているタウンニュース社の高島と申します。現在、保土ケ谷区版を担当しておりまして、2020年12月14日に起稿された「在りし日の新井稲荷神社」の記事を拝見させていただきました。社殿が全焼した神社は世話人の方々が尽力され、今月から再建へ向けた工事が始まりました。本紙ではこの動きを2月15日に発行いたしますタウンニュース保土ケ谷区版内で報じる予定でおります。可能でありましたら、その記事の中で、まこりんさんがお撮りになられた「鎮火後の本殿」のお写真をご提供いただき、ご掲載できないかと存じます。急なご連絡にて大変恐縮ではございますが、ご検討いただけらばと存じます。締め切りの関係上、取り急ぎ、コメント欄からのお問い合わせとなり大変恐縮ではございますが、何卒、よろしくお願いいたします。

    (株)タウンニュース社 横浜中央支社
          保土ケ谷区編集室編集長/高島 雄一
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